オフィスに観葉植物を置く3つの理由
2021年6月22日
多くのビジネスマンにとってオフィスは1日の多くの時間を過ごす場所である為、近年では様々なストレス解消の施策が施されています。イートスペースや談笑スペース、中には仮眠スペースを備えてあるオフィスも増えているでしょう。しかしながら、それらは導入にコストがかかる上、執務スペースを圧迫してしまう危険性があります。
そこで、近年大きく注目を浴びているのが観葉植物を利用したオフィスの緑化です。
オフィス緑化には様々な効果がある上、上記の施策と比べて格段に導入コストが低く、オフィスの規模によらずどのような企業にも導入が可能です。
今回はオフィス緑化のもたらす効果についてみていきましょう。
オフィス内の温熱・空調快適性を高める
植物には、温熱環境調節・空気浄化への効果があるとされています。
植物内の水分の蒸散には室内の湿度を適度に保つ効果があります。これによりエアコンや季節による乾燥から保護する効果も期待できるとされています。
また、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するという光合成のしくみはよく知られていますが、近年のNASAの研究により、空気中の有害物質を吸着・分解する力があることが発見されました。加えて、植物には植物体内に蓄えた水分を空気中に放つ蒸散の働きがあります。
オフィスグリーンはまさに自然の空気清浄機能付き加湿器なのです。
快適性向上効果心理的効果
植物が人に与える影響は物理的なものだけではありません。様々な心理的な効果を人に与えることができるのです。国土交通省の調査によると植物には、見ている人の心に潤い・安らぎを与え、環境満足度が満たす効果があることが認められています。別の研究では、オフィスに植物を配置することで、仕事への意欲や活気が向上させ、疲労やストレスが軽減されることも確認されています。
オフィスワーカーにとってこんなにも手軽かつ、無意識的に安らぎを与えるオフィスグリーンは、まさに「グリーンサプリメント」といえるでしょう。充実したオフィスグリーンは単なる見た目の良さだけではない職場環境に欠かせないものとなる可能性があります。
視覚疲労緩和・回復効果
オフィスワーカーにとってデスクワークによる目の疲れは切っても切り離せない問題です。
近年はそれらの問題を解決するために、ブルーライトカットのメガネやモニターフィルムなどが多数販売されております。
実はオフィスグリーンにも視覚疲労を軽減・回復する作用があるのです。
これは窓などから見える遠景樹林と同等の効果があるとされており、オフィスワーカーの視覚疲労を十分に軽減する効果が証明されております。
そもそもなぜ緑がヒトの視覚にとって良いものかというと、目に優しい色だからなのです。光は虹のように連続的な色彩で構成されおり、赤・橙・黄・緑・青・紫といった連続的な色彩でヒトの目に入ってきます。この中で両端にある赤や紫は赤外線や紫外線に近い波長の光であり、特に青や紫の光は先述した通り”ブルーライト”と呼ばれ目に負担をかける色とされています。緑は光の波長の中でも中間に位置し、眼に一番負担をかけない色と言われています。(実は黒板の濃い緑色はこういった科学的な視点で選ばれてるのです。)
さらに、観葉植物を5分ほど眺めることで、大脳皮膚の活動が活発化し、疲れ目が改善されることもわかっています。前述の加湿作用により、長時間のデスクワークで起きるドライアイも改善されます。
このようにオフィスに観葉植物を置くことは科学的に正しいことであると証明されているのです。
手軽に始められるオフィスの緑化を試してみませんか?