シェアオフィスを活用した起業をおすすめする理由5つ!向いている業種も
2022年3月30日
働き方改革の推進や、リモートワークの拡大により、シェアオフィスの人気が出ています。シェアオフィスを活用して起業を検討している人は、シェアオフィスの内容を詳しく知りたいと思うでしょう。
この記事では、シェアオフィスの意味、シェアオフィスで起業する場合のメリット、デメリット、さらに、向いている業種を解説します。これを読めば、シェアオフィスを活用して起業しやすくなります。
目次
そもそもシェアオフィスって?
最近はインターネットの普及に伴い、物やスキルを所有するのではなく、共有するという概念が広まっています。さらには、共有することでサービスを取引する「シェアリング・エコノミー」も誕生しました。
シェアオフィスの語源は、Shared Office(共有された事務所)であり、一つのオフィススペースを、複数の企業や個人事業主でシェアするスタイルです。オフィス家具、ビジネスに必要な設備や機器あるいは受付、会議室もシェアできます。
シェアオフィスを活用した起業をおすすめする理由5つ
シェアオフィスには多くのメリットがありますが、とりわけおすすめする理由を5つ解説します
1. 初期費用およびランニングコストを抑えられる
貸オフィスなら、初期費用として6〜12カ月分の敷金が必要で、月々の賃料も数十万円かかる上に、オフィス家具・設備などは自前で整えなければいけません。それに対し、シェアオフィスなら、2〜5カ月分の敷金で済みますし、月々の賃料は3〜6万円くらいから利用できる上に、最初からオフィス家具・設備・インターネット環境が整っています。
2. 低コストで一等地にオフィスが持てる
一等地にある貸オフィスは、費用がかかり過ぎて、とても利用できません。その点、シェアオフィスは低コストですから、一等地にオフィスが持てます。出張や打ち合わせ時に便利ですし、対外的な信用度も高くなります。
3. オフィスを拡大や縮小しやすい
貸オフィスなら年単位で契約を結びますが、シェアオフィスは月単位です。事業拡大する場合は、広いシェアオフィスに移転するのも容易です。逆に、テレワーク導入等で規模を縮小する場合は、面積の小さいシェアオフィスに変えられます。
4. 会議室やラウンジなど共有スペースが利用できる
日頃はコワーキングスペースで仕事をしていて、集中して仕事をしたい時には、個室を利用できます。また、気分転換で別の部屋を利用することも可能です。日頃は自宅でテレワークしていて、対面での商談が必要な時だけ、シェアオフィスの会議室を利用することもできます。
5. 利用者同士で情報交換ができ人脈が広がる
シェアオフィスでは、コワーキングスペースやイベント、セミナーで同居者と交流できます。コミュニケーションの垣根が低いため、他社や起業家と気軽に情報交換が可能です。人脈が広がり、仕事につながることもあります。
シェアオフィスを活用した起業のデメリット
シェアオフィスにはデメリットもありますので、その対策も含めて説明します。
|セキュリティーやプライバシーが不安
コワーキングスペースでは、個人だけで所有できるスペースではないため、情報漏洩のリスクがあります。対策として、書類やノートパソコンは持ち歩くか、ロックをかけることが必要です。また、社外秘の資料を扱う場合は、個室利用が望まれます。
※VENTURE MAFIAでは希望者に完全個室を提供できます
|周りからの視線や雑音が気になり集中できないことがある
コワーキングスペースでは、多くの人が空間を共有しているため、周りからの視線が気になることがあります。他の人の話し声が聞こえますし、キーボードの打刻音も結構気になるものです。集中して仕事しないといけないときは、個室や集中ブースを利用しましょう。
※VENTURE MAFIAでは個室あるいは集中ブースを設けております
|会議室などの共有設備の利用は空き状況に左右される
シェアオフィスでは、個室や会議室を利用したくても、予約が一杯で使えないことがあります。また、プロジェクターなどの備品も、他で使われていると、すぐには使えません。必要な設備や備品は早めに予約しておきましょう。
シェアオフィスでの起業が向いている業種
シェアオフィスは、Web関連事業、ECサイト、学習支援業、コンサルティング業、士業の方に向いています。
|Webデザイナー・ライター・映像制作業
これらの仕事は、パソコンなどがあれば一人で作業できますから、自宅でも良いと考えがちです。しかし、自宅が住居専用の賃貸だと、オフィスとして利用できません。その点、シェアオフィスなら、住所を利用して開業届が出せるので安心です。また、直接面談や、Web会議する際もシェアオフィスの会議室を利用できます。
|ECサイトおよびネットショップ運営業
ECサイトやネットショップを開設するには、ホームページに住所、電話番号を公開しないといけません。ところが、自宅の住所、電話番号を載せると、プライバシーの問題があるので、躊躇する人もいるでしょう。シェアオフィスなら自宅の住所は公表する必要なく、問題解決します。
|学習支援業
学習塾、外国語会話授業、書道教室、生け花・茶道事業などを開設する時は、自宅でするより、シェアオフィスで教室を開く方が好印象です。さらに、最近はやりのオンライン学習支援業には最適と思われます。必要な時には個室や会議室も使えるので便利です。
|コンサルティング業
コンサルティング業もシェアオフィスを利用することがよくあります。アクセスの良い都心にオフィスがあれば、顧客からの信用度が高くなるからです。外出時に、秘書に電話対応を依頼することもできます。
|いわゆる士業(税理士、弁護士、司法書士)
税理士事務所や法律事務所を、シェアオフィスの個室で開設することは珍しくありません。
士業の事務所でも、立地やオフィスのグレードが高い方が、顧客に対して印象が良くなります。シェアオフィスで、しっかりした受付や電話対応をしてもらえれば、顧客にも信頼されます。
シェアオフィスを活用した起業はおすすめ
シェアオフィスの意味、シェアオフィスで起業する場合のメリット、デメリット、さらに、向いている業種を解説しました。初期費用およびランニングコストを抑えて、一等地に起業できるのが最大のメリットでしょう。
ベンチャーマフィアは、ビジネス街として名高い五反田に、リーズナブルでおしゃれなシェアオフィスを2つ開設しました。革新的な商品やサービスを生み出す企業様に、ぜひご利用いただきたいと思います。