シェアオフィスは個人利用も可能!メリットや選ぶ際のポイントなど
2022年4月28日
シェアオフィスというと、会社・法人が利用するもので、個人で借りられるものではなく、もし借りられてもコスト高と思っている方がいるかもしれません。
そのように思っている方のために、シェアオフィスは個人利用できるのか、どのような利用の仕方があるか、利用するメリットは何か、どのようにシェアオフィスを選ぶべきかについて解説します。
シェアオフィスの個人利用を検討している方は参考にしてみてください。
目次
シェアオフィスは個人利用もできる!
会社・法人でなくても、個人事業主、フリーランス、あるいはテレワークで利用する会社勤めの人などが利用可能です。現代はシェアリングエコノミー全盛時代ですが、そのブームに乗って、オフィスもシェアするのが普通になり、シェアオフィスを個人利用する人が多く見られます。
シェアオフィス内には、複数の利用者とオフィススペースを共有し、空いている席を利用する「コワーキングスペース」と、独立した「個室」の2種類があります。
コワーキングスペースは、まるでカフェや図書館のようなイメージですが、違いは仕事スペースである点で、気兼ねなく仕事に利用できる点です。個室は、1人で利用するブースタイプから、複数人で利用できる完全個室まであります。
シェアオフィスの個人利用例
シェアオフィスを個人利用する場合、大きく分けると、独立して仕事をしている個人事業主・フリーランスの場合と、会社勤めをしていてテレワークする場合があります。
|個人事業主・フリーランス
個人事業主として開業届を提出する場合、事業所の住所を記入する欄がありますが、自宅住所を記入する場合に、住居専用の賃貸だと許可が下りないこともあります。
その場合は、シェアオフィスを利用して開業すれば、問題が解決します。始終シェアオフィスを事業所として利用するも良し、普段は自宅で業務していて、必要な時だけシェアオフィスを利用するも良しです。
開業届を出していないフリーランスの場合は、自宅でも構いませんが、必要な時だけドロップインでシェアオフィスを利用しても良いでしょう。
|テレワーク
会社勤めしている方も、コロナ禍の環境下で、テレワークする機会が多くなっています。この場合、自宅でテレワークする方法もありますが、プライベートと勤務の区別をつけづらく、時間にルーズになるなどのデメリットがあります。
また、社内の他のメンバーと交流が図れず、業務が滞る場合もあります。こういった場合も、シェアオフィスを利用してテレワークをすれば、メリハリがつきますし、社内の他のメンバーとも交流できます。
シェアオフィスを個人利用するメリット
手続きが簡単、低コスト、立地条件が良い、設備が整っている、人脈が広がるといったメリットがあります。
|利用のための手続きが簡単
シェアオフィスは、貸事務所と違い、賃貸借契約を交わす必要がありませんので、手続きが簡単です。利用方法は、時間単位課金プランと月決め定額プランの2種があり、スペースが空いていれば、すぐにでも利用開始できます。
|低コストで利用できる
コワーキングスペースを、月ごとに定額で利用する「月額プラン」の場合は、5,000円〜30,000円くらいです。個室を「月額プラン」で利用する場合でも、初期費用が家賃の2〜5カ月分で済み、月々のランニングコストも2.6〜6.4万円くらいで利用できます。
|立地条件の良いオフィスを利用できる
都心の一等地にある貸事務所は賃料が高すぎて借りれられない場合でも、シェアオフィスなら低コストで立地条件の良いオフィスを利用できます。
|設備が整っている
シェアオフィスには、オフィス家具、複合機、高速Wi-Fiなどが備えられており、必要最小限の物品を持ち込めば業務を開始できます。
|人脈が広がる
シェアオフィスを共有している他社、他職種の人たちと、情報交換して人脈が広がります。
お互いにアドバイスを受けたり、新しいアイデアが生まれたりし、仕事につながることもあります。
個人利用でシェアオフィスを選ぶ際のポイント
シェアオフィスを選ぶ際には、立地、設備、料金について比較検討してください。
|立地
シェアオフィスが地域ブランドの高い場所にあると、顧客からの信頼につながり有利になります。一般的には、銀座、日本橋、赤坂、虎ノ門などが人気ですが、需要が高く、利用料が高いのがデメリットです。立地条件と料金を天秤にかけて、シェアオフィスを選ぶと良いでしょう。
|設備
シェアオフィスに、ビジネスに必要な設備がどのくらい揃っているのかを確認しましょう。一般的には、下記のような設備があります。
・オフィス家具
・無料Wi-Fi
・複合機
・テレフォンブース
・レンタル会議室
・ラウンジスペース
・フリードリンク
設備が多いほど便利なのは言うまでもありません。
|料金
シェアオフィスの料金体系は、サービス提供会社により異なります。コワーキングスペースを時間単位で使う「ドロップイン」と「月額料金」の2種類があります。「ドロップイン」の場合、大抵のところは1時間ごとに300円少々の料金で済みます。
また、コワーキングスペースを「月額料金」で利用した場合は5,000円〜30,000円位です。
さらに個室を「月額料金」で利用しても、施設別の最低賃料(一番狭い部屋の賃料)が2.6万円〜6.4万円位で済みます。もちろん、広い部屋になるほど賃料は高くなります。
ただし、地域により大分差がありますので、支払いに無理のないシェアオフィスを借りるべきです。一般には、売上の10%程度の月額料金が適切とされます。
シェアオフィスの個人利用を考えている方へ
シェアオフィスは個人利用もできますし、低コストなのが特徴です。個人事業主・フリーランスの働く場所、会社員のテレワークなどに利用できます。
簡単な手続きで、立地条件のよい、設備の整ったオフィスが利用でき、人脈が広がります。いろいろなシェアオフィスがありますので、立地、設備、料金を比較しながら選びましょう。
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